俵山温泉|山口が誇る名湯へ。レトロな湯治場を歩くひとり旅
山口県の山あいに佇む、昔ながらの湯治場・俵山温泉。
静かな温泉街には、今も共同浴場を中心とした湯治場の風情が残っています。
華やかな観光地ではありませんが、温泉好きなら一度は訪れたい名湯。
長門湯本温泉から足を延ばし、趣のある温泉街をそぞろ歩きながら、ただただ湯を楽しむ旅を味わってきました。
俵山温泉へ|昔ながらの湯治場を歩く
俵山温泉 レトロな街並み俵山温泉の魅力は、良質な温泉だけではありません。
共同浴場を中心に広がる温泉街には、今も昔ながらの湯治場の風情が残っています。
実際に温泉街を歩いてみると、どこか懐かしい町並みと、長く受け継がれてきた温泉文化が感じられます。
まずは、俵山温泉の魅力と町並みからご紹介します。
俵山温泉の魅力|山口が誇る歴史ある名湯
俵山温泉はここ!長門湯本温泉からバスで約20分。
星野リゾートを中心に整備が進み、洗練された温泉街へと変わった長門湯本温泉とは対照的に、俵山温泉には今も昔ながらの湯治文化が色濃く残っています。
その歴史は古く、約1,100年前に発見されたと伝えられます。
また、江戸時代には長州藩毛利家直営の湯治場として利用されていました。
俵山温泉|昔ながらの風情を残す温泉街
レトロなまちなみ俵山温泉の魅力は、温泉だけではありません。
温泉街を歩いてみると、昔ながらの建物や細い路地が残り、まるで昭和の時代にタイムスリップしたような風景に出会えます。
今ふうに言えば【エモい】という表現でしょうか😅
初夏には源氏ボタルが飛び交うという、豊かな自然に囲まれた温泉地でもあります。
ゲンジボタルの生息地静かな町並みを歩いていると、観光地とは少し違う湯治場ならではのゆったりとした時間が流れているように感じます。
一方で、昔ながらの佇まいを残す旅館の中には、現在の営業状況がわからないところが多くありました。
さみしい・・・
それでも、この風情ある町並みがこれからもずっと残ってほしいと切に願ったのです。
町の湯|俵山温泉の名湯に浸かる
俵山温泉【町の湯】俵山温泉にある2つの共同浴場のひとつが「町の湯」です。
地元の人たちにも親しまれている、昔ながらの共同浴場。
観光客も気軽に利用でき、俵山温泉の日常に触れられる場所です。
早い時間に訪れると、シャンプーセットを持参してやってくる常連さんの姿も。
地元の暮らしに溶け込んだ温泉であることが伝わってきました。
そんな町の湯で、旅人の私も名湯をいただいてきました。
一湯入魂!お風呂、いただきました
町の湯**こちらの写真は山口の情報サイト「トライアングル毎日山口」よりお借りしております。
古くから療養泉として親しまれ、多くの入浴者が訪れてきた町の湯。
源泉は施設内の敷地から湧出し、源泉かけ流しで楽しめる温泉です。
浴槽は1号浴槽と2号浴槽の2つに分かれていて、1号は源泉100%のかけ流し。
2号は一部循環かけ流しとのことなので、せっかくなら1号に入りたいところですね。
そして、もうひとつ印象に残ったのが飲泉です。
美味しい飲泉がいただけます😊ナント、これが美味しい!
これまでトライしてきた飲泉がそうであったように、鉄っぽい味を想像していたのですが、クセもなく、普通にゴクゴクいただけました。
私が飲泉を「美味しい」と思ったのは、初めてかもしれません。
町の湯|美・温泉情報
俵山温泉・町の湯 どんな泉質?保湿を促すメタケイ酸は50mg以上だと効果が高いと言われています
Ph値の大きいアルカリ性のお湯なので、古い角質を落として、すべすべのお肌へ導きます。湯上りの保湿はしっかりとね。
単純泉なので、子供からお年寄りまで入れる優しい温泉です。
白猿の湯|もうひとつの町の共同浴場へ
俵山温泉【白猿の湯】俵山温泉には、もうひとつ「白猿の湯」という共同浴場があります。
町の湯が町の銭湯のような雰囲気なのに対し、こちらはどちらかというとスーパー銭湯のよう。
露天風呂のほか、足湯やペット風呂も備えています。
もともとあった「川の湯」が閉鎖された後、その源泉を引き継いで2004年にオープン。
町の湯と同じように、地元の方にも利用されている温泉です。
一湯入魂!お風呂、いただきました
白猿の湯 内風呂**こちらの写真は旅行情報サイト「旅色」よりお借りしております。
白猿の湯には、内湯と露天風呂があります。
浴槽1号湯は100%源泉かけ流し。
浴槽2号湯と露天風呂には、別の泉源を活用した混合泉が使われています。
露天風呂は寝湯も備えてあるので、お天気の良い日は、本当に気持ちがいいです。
白猿の湯 露天風呂**こちらの写真は旅行情報サイト「旅色」よりお借りしております。
ただ、露天風呂はすこ~し、塩素のにおいが気になりました・・・
でも、静かな環境の中で湯に浸かっていると、自然と気持ちがゆるんでいきます。
露天風呂で何も考えず、しばし湯に身をゆだねる時間は、最高のリラックスタイムでした。
白猿の湯|美・温泉情報
俵山温泉・白猿の湯 どんな泉質?保湿を促すメタケイ酸は50mg以上だと効果が高いと言われています。
Ph値の大きいアルカリ性のお湯なので、古い角質を落として、すべすべのお肌へ導きます。湯上りの保湿はしっかりとね。
単純泉なので、子供からお年寄りまで入れる優しい温泉です。
町の湯と白猿の湯、どちらに入る?
町の湯・白猿の湯。
歩いて1分程度の距離なので、半日あれば湯巡り可能ですが、時間や日程の都合でどちらか一方の選択をしなくてはならない場合もありますよね。
そんなあなたの為に、それぞれのサービスについてまとめてみましたので、参考にしてみて下さいね。
| 町の湯 | 白猿の湯 | |
| 雰囲気 | 銭湯 | スーパー銭湯 |
| 料金 | 650円 | 850円 |
| 営業時間 | 6時~22時 | 12時~21時 |
| 定休日 | なし | 火水木 |
| 100%かけ流し | 〇 | 〇 |
| 露天風呂 | なし | 〇 |
| ボディーソープ | 〇 | 〇 |
| シャンプー・リンス | リンスインシャンプー | リンスインシャンプー |
| ドライヤー | 〇 | 〇 |
| ロッカー(鍵付き) | 20円 | 20円 |
| タオル | 有料販売 | 有料販売 |
**定休日については「俵山温泉」ホームページで都度確認してください。
SAKURA’S TIPS|俵山温泉はこの順番がおすすめ
もしも時間があるなら、次のようなスケジュールがおすすめです。
白猿の湯が12時からの営業なので、
「町の湯→ランチ→白猿の湯→温泉街散策→長門湯本温泉に戻って恩湯」
時間に余裕を持って動けば、温泉を中心にゆったり楽しめる一日になるはずよ。
湯上がりランチ|俵山温泉で見つけたカフェ
RETIME ROOM CAFEの店内俵山温泉でひと風呂いただいたら、次はランチ。
温泉街には食事処がそれほど多くないのですが、今回はその中から「RETIME ROOM CAFE 」に立ち寄ってみました。
温泉に入って、ランチをいただいて、少し町を歩く。
そんな過ごし方なら、ひとりでも無理なく楽しめそうです。
RETIME ROOM CAFE今回は訪れなかったものの、町の湯のすぐ隣にはお蕎麦屋さん「たべ山」も。
次回はこちらにも足を運んでみたいと思います。
Retime Room Cafe|湯上がりに立ち寄りたいカフェ
俵山温泉 RETIME ROOM CAFE町の湯に置かれていたベーグルの写真入りの案内を見て、「こんなところにベーグルのお店があるんだ!」と気になり、足を運んでみたのが「RETIME ROOM CAFE」
町の湯から白猿の湯を抜け、少し先へ進んだ先にあり、ベーグルののぼりが目印です。
距離にして100mくらい。
ランチは2種類から選べ、私は厚切りベーコンのアラビアータセットを。
+200円でアイスコーヒーを付けて、合計1,400円でした。
パスタランチセット温泉の後にいただくパスタも、なかなかいいものです。
お店はお母さまと娘さんのお二人で切り盛りされていて、ひとりで訪れた私には、端の落ち着いた席を案内してくださいました。
RETIME ROOM CAFE ベーグル種類豊富なベーグルもとても美味しそう。
朝食用に買って帰りたかったのですが、今回は朝食付きの宿だったので断念。
次回はベーグルも味わってみたいと思います。
RETIME ROOM CAFEメニュー2026年6月現在の料金になります
次回は「たべ山」へ|町の湯の隣に気になる一軒
たべ山のテラス席町の湯のすぐ隣に、ちょっとモダンな佇まいのお蕎麦屋さん「たべ山」があります。
まずはシンプルなお蕎麦を味わってみたいところですが、ジビエを使った「けもの南蛮蕎麦」も気になります。
さらに、まかないから生まれたというジビエのチャーハンも。
せっかく俵山温泉まで足を延ばすなら、ここでしか味わえないかもしれない料理にも挑戦してみたいですね。
次回は是非!「たべ山」にも立ち寄ってみたいと思っています。
アクセス|長門湯本温泉から俵山温泉へ
長門湯本温泉から俵山温泉へは、バスで約20分。
乗り換えもなく、思っていたより気軽に足を延ばすことができました。
長門湯本温泉から俵山温泉方面のバスに乗り、俵山温泉で下車。
温泉街はバス停からすぐなので、到着してからの移動もスムーズです。
時刻表は「サンデンバス」ホームページより確認できます。
トップーページ「バス情報」→「時刻・運賃のご案内」→「サンデン交通が運行する路線別の時刻表」→「3番」(下関~俵山・長門・仙崎線)
山口を代表する名湯、長門湯本温泉と俵山温泉が、こんなに近くにあるのも温泉好きにとっては嬉しいところ。
車がなくても気軽に足を延ばせるので、長門湯本温泉に泊まるなら、もう一湯入りに俵山温泉まで出かけてみるのもおすすめです。
長門湯本温泉とセットで、次の旅先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
長門湯本温泉バス乗り場案内
長門湯本温泉バス停温泉街の中心「恩湯」から、わずか5分程度の距離です。
恩湯の後ろにある、竹林の階段を上ったらすぐ左。
これだけ!
ちょっと遠回りだけど、温泉街を散策しながら行くこともできますよ。
私が宿泊した「山村別館」からなら、裏道を通ってアッという間に到着!
階段もありません😊
まとめ|ただただ「湯」を楽しむ旅
大人の贅沢昔ながらの湯治場の風情が残る俵山温泉。
2つの共同浴場に浸かり、ノスタルジックな温泉街をのんびり歩いていると、日常から少し離れて、ただ湯と街を楽しむ時間が流れていきます。
長門湯本温泉からバスで約20分。
車がなくても気軽に足を延ばせる距離に、こんな名湯があるのは嬉しい発見でした。
長門湯本温泉も、湯に入り、街を歩きながらゆっくり過ごせる温泉地。
でも、そこで感じる心地よさは、俵山温泉とはまったく違います。
長門湯本温泉「恩湯」ある程度整えられた温泉街を歩く楽しさがある長門湯本温泉に対して、俵山温泉には、昔ながらの湯治場を歩くような、素朴で静かな時間がありました。
どちらが良いということではなく、それぞれに違った魅力があります。
同じ「湯に入り、街を歩く」という過ごし方でも、感じる心地よさはこんなにも違う。
だからこそ、長門湯本温泉を訪れたなら、少し足を延ばして俵山温泉にも足を運んでみてほしい。
レトロな町並みを歩き、名湯に浸かる。
そんなひとときを、ぜひ実際に味わってみてください。
次回は「於福(おふく)温泉」にも立ち寄りたい
今回の旅を終えてから知ったのが、長門湯本温泉へ向かう途中にある「道の駅おふく」にある温泉です。
えっ!道の駅にある温泉?って思わないでくださいね。
なんと、ここにも源泉かけ流しの温泉があり、約25℃の源泉を加温ナシでそのまま楽しめる冷泉浴槽もあるのだとか!
温泉好きとしては、これは見逃せません。
加温した温泉と冷泉を交互に楽しむのも気持ちよさそうです。
加えてサウナもあるので、サウナの後の水風呂、いいえ冷泉!も楽しめます。
ナントも贅沢。
長門湯本温泉を中心に俵山温泉・於福温泉が長門湯本温泉からもバスで20分程度。
足を延ばせる距離なので、次回はぜひ訪れてみたいと思います。
もちろん、長門湯本温泉・俵山温泉・於福温泉をセットで😊
次、どこいく?

