大人の休日倶楽部パスを利用して、新緑の岩手・花巻。鉛温泉【藤三旅館】へ行ってきました。
藤三旅館は全国でも数少ない「足元湧出」の温泉。
あの宮沢賢治も愛したという温泉なんです。
歴史ある名湯の宿は正に大人のひとり旅にぴったり。
あのスーパースター大谷翔平さんが学生時代を過ごした花巻の空気感を肌で感じながら、あなたも名湯の旅へ出てみませんか?
鉛温泉藤三旅館 車ナシでも安心!アクセス完全ガイド

車ナシのひとり旅だからこそ、宿までのアクセス方法は気になりますよね。
雨の日だってあるし、そもそも、タクシーしか選択肢がなかったらコスパも悪くなります。
だから私は、まず最初に宿へのアクセス方法を確認してからプランを立て始めるようにしています。
無料送迎バスに加えて路線バスなどの選択肢もあれば最高!
ここでは、あなたが不安なく宿へ到着できるよう、藤三旅館へのアクセス方法を詳しく、かつ、わかりやすくお伝えします。
アクセスのしやすさ
無料送迎の有無は、車なしのひとり旅にとって重要なポイントです。
タクシー代やバス代を節約できるのは大きなメリットですし、たいていの場合、チェックイン開始の15時に間に合う時間帯に宿に到着するよう設定されています。
藤三旅館の送迎バスは「新花巻駅」または「花巻駅」でのピックアップになります。
新花巻駅スタート、花巻駅経由で鉛温泉へ向かうルートです。
どちらの駅を選ぶかは旅のスタイルによって変わりますが、それぞれメリット・デメリットがありますので、次の見出しで詳しくご紹介しまね。
新花巻駅(東北新幹線)ルート

メリット
- 送迎時間に間に合う新幹線を利用すれば迷うことなく宿へ到着できる
- 何より「らくちん!」新幹線を降りたら、お迎えのバスに乗るだけ!
デメリット
- 送迎バスは3便ありますが、最初のバスを利用しても宿への到着は16時過ぎてしまう
- 送迎バスを利用する人が多い場合は、一斉に宿へ到着するため、チェックインに時間がかかり、部屋に入る時間が更に遅れてしまう。
【藤三旅館送迎バス時刻表】2025年6月現在
新花巻駅 | 花巻駅 | 藤三旅館着 |
15:00 | 15:25 | 16:05 |
16:10 | 16:25 | 17:05 |
17:10 | 17:25 | 18:05 |
花巻駅(在来線)ルート

メリット
- 駅前からの路線バスを使えば、好きな時間に宿へ到着できる
- いち早く宿でゆっくりできる
デメリット
- 新幹線を降りたら、在来線に乗り換える必要がある
- 荷物が多いと疲れてしまう
- 路線バス利用の場合は、料金760円(交通系ICカード使用可)が必要
バス時刻表はここをクリックしてください。
ホームページが開いたら【湯口線】が鉛温泉まで行くバスになります。
一覧の右側に平日・土日祝とありますので、そちらをクリックして頂くと時刻表が出てきますので、是非!参考にして下さいね。
藤三旅館 宿泊レビュー:客室・館内ツアー

藤三旅館には、上質な「別邸十三月」、スタンダードな「旅館部」、シンプルな「湯治部」の3タイプの客室があります。
今回私は「旅館部」に宿泊しましたが、館内散策中に「湯治部」へも足を運ぶことができましたので、その雰囲気も併せて紹介しますね。
50代ひとり旅でも安心して楽しめる宿の全貌をチェックしてみてください。
「旅館部」ルームツアー

まず部屋に入ると、新緑の美しい「緑」が目に飛び込んできます。
秋に来たら「赤」で冬に来たら「白」なんだろうな・・・などと思いつつ、今は東北の初夏を満喫します。
部屋は、一人には丁度良い広さ。
建物自体は古いですが、お掃除も行き届いていて、気持ちよく滞在できる空間になっています。

小さいながらも、持参したビールを冷やすには充分なサイズの冷蔵庫。
冷蔵庫の上には、氷水が入ったポットと湯沸かしポットが置いてあります。
氷水のポットは、翌朝、新しいものに交換してくれますので、もしも連泊で「2日目のお掃除不要」を希望した場合は、宿の方に申し出て下さいね。

クローゼットの中に、はんてん・帯・タオル類が置いてありました。
写真に残し忘れてしまいましたが💦テレビは、クローゼットの横にちゃ~んとありますので、ご安心を。
お部屋に入ると、既にお布団が敷いてあります。

藤三旅館はWifi完備です。
となると、案外盲点となるのが部屋の中にあるコンセントの位置や数。
特に昔ながらの温泉旅館では、持参した充電ケーブルが届かない!なんてことも。
もちろん、宿に申し出れば、延長コードを貸してくれる場合もありますが、絶対ではありません。
なので、私は安心のため、常に2mの延長コードを持参して旅に出ます。
プラス、持参する充電ケーブルは1m。
この1mにも理由があって、1mなら新幹線や飛行機に備え付けられているコンセントへストレスなく届く長さなんです。
さすがに合計3mあれば、鬼に金棒で、これまで困ったことは一度もありません。
「でも、なるべく荷物は少なくしたいわ~」というあなたの為に、「藤三旅館」のコンセント事情をお伝えしておきますね。
使用できる状態のコンセントは1か所。
写真の赤丸の場所になります。
どうですか?あなたが使用したい場所まで届きそうですか?
ちなみに!3mでも窓際のテーブルで使用するにはギリギリでした。
アメニティー
サステナブルを意識した最近のトレンド。
部屋にはタオル類が置いてあって、その他は必要なものを必要な分だけ頂くパターンです。
フロント(帳場)脇においてあって、ご自由にどうぞ!です。(宿泊者のみ)
アメニティーは持参するものもあるし、部屋に置いてあっても私の場合は全てを使用しないので、個人的にはこの方式が好きです。

浴衣は特大・大・中・小・子供用の中と小
歯ブラシ
シャワーキャップ
髪ゴム
T字カミソリ
濡れたものを入れるビニール袋
お風呂の後などに使える、濡れたものを入れるビニール袋は助かります!
そう言えば!指宿の休暇村でもありました!ビニール袋。
指宿休暇村では、お風呂の脱衣所に置いてあって、とっても重宝した記憶があります。

「旅館部」予約時の2つの注意点
藤三旅館は本当に良いお宿なので、是非、あなたにも好きになって欲しい。
だから、敢えて、2つのポイントを伝えたいと思います。
藤三旅館は予約の際
* 渓流側か否か
* 木造か鉄筋か
を選ぶことが可能です。(もちろん、料金は異なります)
ですので、あなたの旅がより快適になるよう、私が感じた「部屋を選ぶ際のポイント」を2点、お伝えしておきますね。
1.香りに敏感なあなたは、鉄筋がおすすめ
木造建築の棟は古いですが、リノベーションされているので、快適です。
でも、やはり「古さ」は否めないため、特に湿気の多い季節は、古い住宅独特の香りが気になりました。(あくまでも個人的な感覚です)
部屋に常備されているルームミストを使用すれば、特に気にならず快適に過ごせましたが、やはり、香りに敏感な方は、鉄筋棟を予約するのが無難だと思います。
2.音に敏感なあなたは、渓流側は避けた方がよいかも

滞在中に通り雨がありました。
写真左側がお天気・右側が雨の様子になります。
白糸の滝ももはや「白糸」ではなくなっています。
目下の清流は濁流となり、「せせらぎ」というよりは迫力のある水音となってしまいました。
窓を閉めれば気にならなくはなりましたが、とはいえ、音に敏感な方は清流側ではない部屋を選ぶと安心だと思います。
清流側の方が趣があって良いのですが・・・。悩ましいところですね。
でも、こういった自然の変化も、旅行中なら案外楽しめたりするのかもしれませんよ!
ひとり旅に優しい!館内ツアー

館内は、どこか懐かしい昭和レトロな雰囲気。
静かに時が流れる空間で、自分のペースで過ごせます。
スタッフもまるで空気のように自然で心地よい距離感。
その距離感が、ひとり旅をいっそう自由で特別なものにしてくれるのです。
では、早速、ご案内。

「おかえり!」と優しく向かい入れてくれるような玄関です。

ロビーエリアはこじんまりとしていて、とっても居心地がいいです。
ひとりでのんびりしていても、誰からも声さえ掛けられないので、勝手に・自由に・すきなように滞在できる場所です。
自販機もありますが、アルコール類は別の場所にあります。
そして、ナント!藤三旅館は映画「海街ダイアリー」のロケ地になっていたんですって!
映画は以前に観ていて、確かに、温泉旅館が出てきたことは覚えているのですが、まさかの藤三旅館だったとは全く知りませんでした。
綾瀬はるか・長澤まさみ・夏帆が3姉妹で、広瀬すずが腹違いの妹!というナントも凄い姉妹のおはなし。
サインは、恐らく泥棒さん防止の為だと思いますが、コピーでした(←うけた)

正面玄関脇には、小さいながらも売店があります。
主にお土産が置いてありました。
ここにあった「南部鉄」の風鈴。
迷った挙句、買ってこなかったことをと、ちょっぴり後悔。
そして、さすが花巻!
大谷翔平ゆかりの「花巻東高校」と「ドジャース」のレプリカユニフォームも飾られていました。
そして、何とも驚いたのが、ロボット掃除機が活躍中!
人口もどんどん減って行くし、人手不足だから仕方がないのだけれど、こうやって、どんどんロボットに置き換えられていくんだな~と。

宿泊エリアも清潔に整えられています。
3階の部屋でしたが、階段・エレベーターどちらも使用できます。
エレベーターに描かれている絵は、宮沢賢治の童話に登場するシーンが描かれているようです。
そして、何より、階段の窓から見える緑と赤い絨毯のコントラストが美しかったです。
冬なら白と赤になるのでしょうね。
写真右下が共用のトイレになりますが、男女別・ウオシュレット付の清潔なトイレなので、安心してくださいね。
リラックスして滞在するのには充分な施設です。
「湯治部」レポ:昔ながらの湯治文化を体感

「湯治部」は、昔ながらの湯治文化を色濃く残す空間です。
リーズナブルに最高のお湯と向き合える一方、快適さを重視する方にはやや?かなり?ストイックに感じられるかもしれません。

「白猿の湯」へ行く手前を右に曲がると、そこは「湯治部」の建物になります。
雰囲気はまるで昭和の小学校。
キンコンカンコン♪が聞こえてきそうです。
階段を上がった2階にはトイレがありました。
トイレこそ、そのまんま小学校!でしたが、今は令和の時代。
さすがに洋式で男女別なので安心です。
また同じ階には「炊事場」があります。

まさに「ザ・湯治」っていう雰囲気を醸し出していますよね。
古いですが、とってもキレイにお掃除がされていて、気持ちよく使うことができそうです。
ガスコンロは、10円を入れて使うタイプ。
写真左下は、炊事場に隣接している洗濯場、ランドリー(笑)です。
食事付なら安心だし、部屋食!っていうのが、ひとり旅のハードルを下げますよね。
ただ、やはり湯治部は独特の雰囲気があるので、ひとり旅初心者の女性には少しハードルが高く感じられるかもしれません。
まずは旅館部に泊まってみて、「大丈夫そう」と思えたら湯治部にチャレンジするのもいいと思います。
本気で湯治をしたい方にはもちろんおすすめですし、雰囲気をのぞくだけでも十分に価値がありますよ!
是非👍
藤三旅館 サウナありの名湯を徹底紹介

湯治文化を守り続ける名湯は、身体を芯から温め、心までほぐしてくれる特別な存在。
サウナでは、白糸の滝を目の前に眺めながらの外気浴が叶います。
滝の音と、優しく吹く風に包まれる。
大人の女性にこそ味わってほしい、非日常の癒しがここにあります。
藤三旅館には、趣の異なる4つの湯があり、それぞれに違った魅力が飽きさせません。
湯守が大切に守る湯は、本物の証。
是非、あなたにも、この素晴らしい温泉を体験して欲しいと思っています。
白猿の湯

白猿の湯は藤三旅館を代表する温泉。
基本は混浴ですが、女性専用時間があるので安心して入浴できます。
入替もきちんと行われるため、男性と鉢合わせる心配はありません。(←これ重要!)

「白猿の湯」女性専用時間には、このように入口が完全ブロックされるので、本当に安心です。

初めて「白猿の湯」のドアを開けた瞬間に感じた、荘厳で圧倒的な雰囲気は今も忘れられません。
「白猿の湯」は全国的にも珍しい「足元湧出」の温泉で、加温・加水なし。
足元から湧き出す源泉がそのままかけ流されている贅沢なお湯です。
泉温はやや高め。
すぐ横には小さなぬる湯があるので、温冷交代浴が可能です。
温冷交代浴は自律神経を整えるのに、是非、おすすめしたい入浴法なんですよ。

夏はこのぬる湯目当てでもいいくらい気持ちよかったです。
本当に良い温泉は地面に近いところに湯船がある!と言いますが、もれなく、ここ藤三旅館「白猿の湯」もそうでした。
そういえば、青森の「蔦温泉」も同じだったな~。

白糸の湯・サウナ

「白糸の湯」は混浴ではなく、男女の入浴時間が完全に分かれています。
「白糸の湯」は2024年に李ニューアルしたばかりなので、さすがにキレイです。

脱衣所は明るく清潔。広さも十分。
鍵付きのロッカーもあるので安心。
アメニティーも男性用・女性用、それぞれが用意されていました。
どちらもPOLA製で、女性用はクレンジング・ローション・ミルクの3種類。
男性用はヘアリキッド・ヘアトニック・シェービングローションの3種類になります。
「白糸の湯」にはサウナがあるせいでしょうか?
冷水機もあり入浴後の水分補給もバッチリです。

**サウナの写真は「藤三旅館」ホームページよりお借りしています
「白糸の湯」の魅力は、目の前に広がる「白糸の滝」を眺めながら温泉に浸れること。
でもそれ以上におすすめしたいのが「サウナ」
サウナはセルフロウリュ付き
水風呂は深さ1.25m。
ひんやりしつつも冷たすぎず、水風呂が苦手な私でも気持ちよく入れました。
外気浴!これがまた最高。
ちょっぴり狭いのがたまにキズですが、目の前に迫る白糸の滝と清流の音に包まれながらの休息は、まさにここならではの醍醐味です。
最高の整いを約束してくれます。
あ~。ずっとここで横になっていたい・・・。
でも!夏は蚊に刺されそうな予感しかない💦
桂の湯

桂の湯は、一般的にいう「大浴場」にあたるお風。
男女別なので、いつでも好きな時に入浴できます。

足元湧出ではありませんが、加温・加水なしの100%源泉かけ流し。
シャワーまで源泉を使っているためか、水圧はやや弱めに感じました。
しっかりシャワーを使いたいなら「白糸の湯」がおすすめですが、そちらは入浴時間が限られているので注意が必要です。
ここ「桂の湯」には露天風呂が併設されています。
朝は清々しく、夜は幻想的。
清流と湯の音、そしてそよぐ風に癒されながら、違った雰囲気を楽しめます。

内湯も露天風呂も常に湯船からお湯がオーバーフローしています。
洗面所も清潔に整えられています。
鍵付きロッカーもありますが「白糸の湯」にあった冷水器はありませんので、露天などで長湯になりそうな場合は、ペットボトルのお水を持参してくださいね。
我々世代、水分補給は大切です!
銀の湯

貸切の家族風呂になります。
15時~21時が宿泊者専用の貸切風呂でひとり50分、先着順の予約制になっています。
21時以降は宿泊の女性専用のお風呂になります。
泉質も大きく変わらず、桂の湯でも時間帯によって独泉が楽しめたので、私は、あえてこの小さなお風呂には入りませんでしたが、貸切予約をすれば確実に独泉を楽しめます。
ひとり旅の特別な時間として、利用するのもありですね。
しかも宿泊者はリーズナブルな料金設定です。
対象者 | 時間 | 料金 |
宿泊者専用 | 15時~21時 | 1.100円 |
日帰り専用 | 11時~15時 | 3,300円 |
**それぞれ1回50分
日帰り情報

日帰り入浴も可能です。
利用時間:午前10時~午後9時(最終受付 午後8時)
利用料金:大人800円、こども600円(GW・お盆・年末年始は別料金)
館内には食事処もあるので、一日中温泉を楽しむこともできます。
ただし、公共交通機関を利用する場合はバスの時間に注意。
桂の湯以外は女性専用時間が設定されているため、その時間に合わせて計画するとスムーズです。
路線バスの途中には名湯・大沢温泉もあります。
大沢温泉に2~3泊しつつ、日帰りで藤三旅館の温泉を楽しむことも可能ですし、その逆の楽しみ方もありですね。
バス時刻表はこちらから!鉛温泉へは「湯口線」です。
藤三旅館 やっぱり旅の楽しみ!食事

食事は旅の楽しみの一つでもありますよね。
私は特別グルメではないけれど、自分で作らない食事はやっぱり心が弾みます。
私の旅のスタイルでもあるプチ湯治。
藤三旅館でも、もれなく2泊しましたので2日分の食事をご紹介したいと思います。
夕食

おひとり様用にセッティングされた夕食です。
寂しそうに見えますが💦そんなことありませんよ~(強がりではありません!)
写真右上が1日目。左下が2日目の夕食になります。
メインのお肉は1日目がしゃぶしゃぶ・2日目はすき焼きでした。
同じものにならない工夫がされていて嬉しいです。

お酒大好き!なので、私の場合、食事時のお酒代がバカになりませんが「大人の休日倶楽部パス」で交通費をリーズナブルに済ませているので、つい💦財布のひもが緩んでしまいます。
今回はナント!岩手産の芋焼酎を発見。
芋焼酎は鹿児島にしか無いものだと思っていたので、これは飲まないで帰るわけには行きませんですね!
あっさりとした飲み口で飲みやすいお酒でしたよ。
朝食

とにかく、白いご飯、ご飯が美味しかったです。
ふわふわしていて、とにかくふわふわしていて。(語彙力が足りない・・・💦)
丁度、米不足で世間が大騒ぎをしている時だったので、お櫃で頂いても全部は食べられないから、勿体ない!と思ったのですがとんでもなかったです・・・💦
ペロリと平らげてしまいました😂
お櫃は大体、お茶碗2杯分くらいの量。
このご飯を頂くために、また行きたい!そのくらい美味しかった~。
どうやって炊いているのかを知りたい。

夕食同様、食事の内容は少しずつ違っていました。
藤三旅館名物、バターたっぷりのハムエッグも2日目はソーセージに変更になっていました。
個人的には、ハムエッグが2日でも良かったのにな・・・と。
ランチ

お品書きの価格は2025年6月現在のものとなります
「車ナシ・ひとり旅・連泊、しかも山奥」で一番のネックとなるのがランチ!
朝夕付にしても、朝昼夕付というのは滅多にお目にかからないですよね。
でも「藤三旅館」なら大丈夫!
日帰り入浴客(恐らく湯治客もだと思います)の為に、短い時間ではありますがランチタイムに「灯」がオープンしてくれるのです。
「灯」は朝・夕食の食事処となる場所。
本当に助かりますよね。
こういったところも、ひとり旅には安心なんです。
お値段もリーズナブルだし、本当にありがたい。
藤三旅館 ひとり旅目線でレビュー!

ひとり旅を考えるときって、つい「食事のスタイルは?」「居心地は大丈夫かな?」と気になるもの。
そこで、藤三旅館に実際に泊まってみて感じた“ひとり旅ならでは”のポイントを2つに絞って締めくくりたいと思います。
ひとりに優しい指数
ひとり旅の「心配ごと」といえば、多くの方が「食事」と答えるのではないでしょうか。
藤三旅館での食事は食事処でいただく形式で、仕切りはあるものの、横や斜めからはある程度、見えてします。
ひとり旅初心者だと、少し気になってしまうかな~と思い、-0.5点としましたが、それでも、ひとり旅への配慮は充分にして下さっていると感じました。

それ以外は、ひとり旅でも快適に過ごせる環境が整っています。
スタッフは必要なときにだけ声をかけてくれ、そっと見守る距離感で心地よく過ごせます。
館内やお風呂の撮影も、条件さえ合えば快くOKしてくれて、自由に撮影を楽しめるのも嬉しいポイントです。
そして何より、足元湧出の素晴らしいお湯に女性でも安心して入れるのが魅力!
足元湧出の温泉は混浴が多くてガッカリしてしまうことが多いのですが、「白猿の湯」では女性時間が設けられていて、女性に優しい配慮がなされています。
折角の素晴らしいお風呂でも、混浴だと入浴を断念してしまいますよね。
余談ですが、青森の蔦温泉でも、女性専用時間が設けてられていますので、女性でも安心して足元湧出の新鮮なお湯を楽しむことができるんですよ。蔦温泉もおすすめです。

ひとり旅リピート指数

ひとり旅だからこそ気になる「居心地の良さ」「静かさ」「自由度」。
藤三旅館は、そのいずれもしっかり満たしてくれます。
なにより、素晴らしい温泉とスタッフの程よい距離感。
そして美味しいご飯!
まるで自分のペースで過ごす別荘のように、ゆったり落ち着けます。
さらに嬉しいのが、宿泊客の年齢層も比較的高く、自然と馴染める安心感も魅力。
ゆったり落ち着けて、ひとり旅でもきっとまた足を運びたくなる宿なんです。
そこで、強い味方となるのが「大人の休日倶楽部パス」・
「大人の休日倶楽部パス」を使って、あなたも「藤三旅館」へ足を運んでみませんか?
パスを使えるチャンスは年に3回!
思い立ったら吉日。次のパスに備えて「旅の計画」を立ててみましょ。
